猫に薬を飲ませなくてはならない。
そんな事態になったとき、飼い主さんはいろいろな方法を試すでしょう。
「うまく飲んでくれない」と、
泣きたくなるような思いをしている人もいるかもしれません。
今回は、猫に投薬する方法や
投薬に便利なちゅ~るの種類やリスク
を紹介します。
猫に薬を飲ませる方法は3種類
猫に薬を飲ませる方法は、以下の3つじゃないでしょうか。
1.錠剤を直接投入する
2.水に溶いてシリンジ(注射器)などで与える
3.ご飯に混ぜて与える
1.錠剤を直接投入する
口を開けてのどの奥に投入する方法です。
子猫や素直な猫ちゃんならアリかと。
我が家の場合、巨大猫メインクーンの口を無理やりこじ開けて、
さらにのどの奥に薬を投入なんてワザは無理ゲーです。
2.水に溶いてシリンジ(注射器)などで与える
水に溶かしても変質しないタイプの薬ならアリかと。
ただし、ゆっくり注入しないと誤嚥性(ごえんせい)肺炎を起こすおそれがあります。
人間でも、高齢になると気管や肺に異物が入り込み、
誤嚥性肺炎を起こして死に至る、
っていうケースは少なくないですよね。
3.ご飯に混ぜて与える
一番現実的な方法かなと。
問題は、何に混ぜるのか、ってところです。
カリカリやウエットフードに混ぜて食べてくれればありがたいですよね。
猫が大好きなちゅ~るにも、投薬用の種類があります。
投薬用ちゅ~る
投薬用ちゅ~る2種を紹介します。
ちゅ~るポケット

錠剤を筒状のちゅ~るに忍ばせるスタイルです。
これで飲んでくれるなら。。。とひまりも購入しました。
気になるのが、サイズではないでしょうか。

我が家の愛猫・翔さんは、糖尿歴4年目。
フードは基本、糖コントロールです。
糖コントロールと並べると一目瞭然ですが、
ちゅ~るポケットは、かなりでかいです。
ふんわりした筒に、ちゅ~るが入っていて、
なかに錠剤を入れるというもの。
ところが、
我が家の翔さんは、カリカリをひと粒ずつ噛んで食べる派。
一度、ちゅ~るポケットをそのまま食べさせてみましたが、
筒は広告ほど柔らかくはなく、
噛むのに苦労していたし、
丸呑みすると喉に詰まりそうだし、
こりゃ駄目だな、、、と思いました。
うっかり錠剤を噛むと、絶対吐き出すだろうし・・・
結論:大きいので喉に詰まるリスクがある、噛んで食べる子はだまされない
猫ちゃんによっては、試す価値はあるかもしれません。
場合によっては半分に切ってみる、という手も。
投薬用ちゅ~る

投薬用ちゅ~るの中身はこんな↓

粘度が高く、薬を包みやすい、ってのがウリらしいです。
ふつーに通販で買えます。
購入前、ひまりは、
低カロリーで余計な成分が入っていない水みたいなもの、
と思っていたんですけど、イメージとはかなり違いました。
しかも、医者に見せたら、
「あげないほうが良い」っていわれまして。驚くわぁ。
ひまりも、基本はちゅ~る、あげたくない派です。
とはいえ、
どうしても薬を飲ませるためにあげなきゃないこともある。
悩ましいです。
我が家の翔さんは、下記のような薬を朝晩ちゅ~るに混ぜて飲んでいます。
・血糖値を下げる薬
・整腸剤
がんこな便秘症で、
・液体タイプの下剤
も追加。飲ませるのに苦労してます。
ちゅ~るの量は、1回1/3くらい、1日2/3くらいかな。
パッケージには1日4本とか書いてあるけど、
そんなにあげる飼い主さんは、まずいないかと。
今回、膀胱炎になったことで抗生物質も追加されました。
ところが、これがマズいのか、まったく飲まない。
今まで飲んでいた薬にまで警戒するしまつ💦
ちゅ~るで脱毛が起こるリスク
ちゅ~るを毎日あげていると、
アレルギーや皮膚疾患が起こる可能性があるらしい。
我が家の翔さんにも、脱毛が出たことがあります。

愛猫の毛が抜けるのは、結構悲しい。
けれども、いずれは
愛猫の命か、脱毛防止か
その二択を迫られるときが来るかもしれない。
そのときは、
脱毛はやむを得ない
と思わなくちゃならないんだろうな、とも感じている。
とりあえず、翔さんが好きだった「かつおぶし味」のちゅ~るはやめました。

その後、脱毛は改善しています。
これまで投薬で試した商品
猫缶
かかりつけの動物病院で売られている猫缶です。

便秘で水分補給したいときなどに重宝していますが、
薬を混ぜると食べてくれないことも多い。
メディーボール
錠剤を包んで食べさせるタイプです。


触るとやわらかくて、結構ベタベタしています。薬は包みやすいかも。
フレーバードゥ
こちらも、薬を包んだり混ぜて飲ませる投薬補助剤です。
PEPPYで買いました。


パサパサしているので、少量の水でのばす必要があります。
ただし、我が家の翔さんは噛む派なので、
錠剤を包むタイプの投薬補助剤は向かないようです。
猫用ミルク
猫用ミルクなら、飲んでくれるかも!と思って購入。

なんと・・・砂をかけるポーズをされました。
子猫ちゃんなら、飲んでくれるかも;
パウチ
パウチって、独特の甘いニオイしませんか?
翔さんはアレが駄目みたいで・・・

オブラートは・・・
人によっては、
薬をオブラートに包んで上手く飲ませている人もいるよう。
ただし、
後で必ず水を飲ませる必要があります。
オブラートが食道にはりついてしまうと、
そこで炎症が起きる可能性があるからです。
翔さんはスポイトやシリンジで水を飲むのを嫌がるので、
オブラートは使っていません。
何よりも大切なのはストレス回避
猫に無理やり薬を飲ませようとすると、
ストレスになることがあります。
猫にとってストレスは大敵。
薬と猫のストレスをはかりにかけて
次善の策を選ばなきゃないこともあると、
ひまりは思う。
今回は抗生物質を飲ませられませんでしたが、
流れる水飲み器のおかげか、
膀胱炎は治りました。
🐾
ストレスは猫にとって致命的なのに、
どう見ても不必要なオシャレ?な服を猫ちゃんに着せて
キラキラな写真とったりする人がいますよね
猫はアクセサリじゃないよ・・・と思ってまう。
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