メインクーンを飼うなら、お金とお世話のこと、知っておこう

メインクーンのしっぽ猫のこと

猫のなかでも大きくなる品種

メインクーン( Maine Coon )は、猫のなかでも特に大きい品種です。

動物病院に連れて行くと、猫を見慣れているはずの獣医さんや看護師さんたちにも

「大きいね~」と驚かれます。

りっぱな胸毛とふさふさの長いしっぽがメインクーンの特徴の1つ。

我が家の翔さんは8キロ弱ですが、10キロ前後の子も珍しくありません。

薄いブラウンタビーですが、暗いところでは銀色に見えます。

骨格ががっちりしているので、猫というより犬っぽいです。

丸くなってひざに乗ることなんてありません。

むしろ、乗られます。乗られてもいい人だけ飼いましょう。

メインクーンのお値段

命の値段ってなんでしょうか・・・。

メインクーンはいわゆる血統書付きというやつなので、

保護猫として入手するのは難しいです。

翔さんは、13年前にペットショップで出会い、

16万円で我が家の一員になりました。

ざっと調べたところ、今の相場は20万~30万円だそうです。

メインクーンがなりやすい病気

メインクーンは肥大型心筋症の発症率が比較的高いといわれています。

犬と同様、純血種にはなりやすい病気があるようです。

体が大きいので、太りすぎると関節に負担がかかりやすくなる点にも要注意です。

翔さんも体重が8キロ前後のとき、後ろ足に痛みが出たことがありました。

高いところに登るときなどに、うなるようになったのです。

体重を落としてからは症状が出なくなりました。

どんな猫でも同じですが、肥満は厳禁です。

猫の医療費

メインクーンに限りませんが、

猫も人と同じように年を取ります。

うちの翔さんは13歳。

10歳で糖尿病を発症し、今も闘病中です。

猫の肥満細胞腫というガンの持病?もあります。

猫を最後までお世話するなら、それなりの医療費がかかります。

特別なフードやケアも欠かせません。

医療費はどのくらいかかるのか

メインクーンに限りませんが(再)、

猫を飼うにあたって最もお金がかかる項目は医療費です。

「猫は医者にかけない」って人は猫を飼わないで欲しいなあ。

たとえば、猫糖尿病の場合、基本的に朝晩1回インスリン注射をして、

血糖値をコントロールします。

このインスリン、処方の方法は動物病院によって異なりますし、

値段も違うのですが、

我が家の場合、1本400円です。1日2回だと800円。30日だと24,000円。

ほかに診療代、飲み薬代、交通費がかかります。

肥満細胞腫で日帰り手術をした経験が3度ほどありますが、

4万~7万円ほどかかりました。

ひまりがWebライターを始めたのは、

猫のインスリン代を稼ぐためです。

猫の医療費には保険がききません。

しっかり治療を受けさせると、お金がかかります。

大事なことなのでもう一度。

猫を飼うにはお金がかかります。

メインクーンを飼うのに必要なもの

1.スペース

メインクーンを放し飼いにする人はあまりいないと思いますが、

完全室内飼いにする場合はある程度広いスペースが必要です。

とにかくでかいので、狭いと十分な運動ができないためストレスがたまります。

ぶつかって怪我をするおそれもあります。

2.フード

メインクーン専用のフードも出ているようですが、

フード選びは飼い主の知識にかかっています。

ホームセンターで安く売られているようなフードには、

劣化した肉やヤバい酸化防止剤なんかが大量に使われてるヤツがあります。

3.定期検診と健康チェック

1年に1回、予防接種をするのは常識ですが、

毎日の健康チェックも大切です。

おしっことうんちの回数や状態、飲んだ水の量と体重を記録しましょう。

口の中の様子、出来物がないかどうか、よだれや目ヤニ、しっかりチェックしましょう。

異常に気付けるのは、一番側にいる飼い主だけです。

しっぽがベタベタしているならスタッドテイルかも?

スタッドテイルは猫のしっぽがベタベタする皮膚病です。

翔さんも、しっぽのつけ根がベタベタすることがあり、お手入れが欠かせません。

翔さんには、しっぽに肥満細胞腫ができて手術した経験があります。

幸いにも良性腫瘍だったのですが、一時期は本当に心配しました。

翔さんのかかりつけ医によると、 肥満細胞腫にスタッドテイルが関係している可能性もあるとのことでした。

スタッドテイルの原因はまだ良くわかっていないようですが、気づいたらきれいにしてあげましょう。

4.飼い主の若さ

猫も人と同様に長寿化しています。20歳以上まで生きる子も珍しくありません。

60歳、70歳になったとき、10キロ以上あるメインクーンを一人で、

病院に連れて行けるかどうか考えてみましょう。

「猫は飼い主のことなんて、すぐに忘れる」なんて言われることもありますが、

飼い主に捨てられてしまった猫(犬)

飼い主が先に死んでしまった猫(犬)ほどかわいそうな子はいません。

猫を飼うと我慢しなくてはならないもの

大量に抜ける毛

メインクーンの被毛は長毛のダブルコートです。

長いオーバーコートと短いアンダーコートを持ち、

年2回の換毛期には毛が大量に抜けます。

部屋の四隅には毛玉がたまり、

部屋中にふわふわと毛が飛び交い、

食べ物に毛が混じるのは日常茶飯事です。

メインクーン

メインクーンではコーミングのお手入れが欠かせませんが、

一人では十分な手入れができない可能性もあります。

壁やイスで爪とぎ

猫の爪とぎをやめさせることはできません。

また、爪とぎの場所を教えることもできません。

猫様がとぎたい場所が爪とぎの場所と割り切ることが大切です。

猫にしつけはできません

ねこに「しつけ」をしようと思っている人、猫を飼わないでください。

犬ならしつけができます。しつけられるのが好きな子もいます。

しつけたいなら犬を飼いましょう。

猫は信頼関係がある人の意向に沿った行動をしてくれますが、

しつけられたから、そうしているわけではありません。

逆に猫にしつけられたい人は、ぜひ猫を飼ってください。

パスツレラ症に要注意!

メインクーンにかぎりませんが、

どんな猫も口内にパスツレラ菌という常在菌を持っています。

猫にかまれるとパスツレラ症になってしまうことがあります。

ひまりも過去に手がぷっくりとはれてしまったことがありました。

「パスツレラ症」を防ぐには、かまれたらすぐに消毒しておくことが大切です。

それでも発症してしまった場合は、医師の診察を受けましょう。

長い旅行や出張

短い時間ならお留守番も可能ですが、

「猫を飼い始めたら長い旅行はできない」と思ったほうが無難です。

特に糖尿病などの病気になると家を空けにくくなります。

1日2回のインスリン注射が必要になると、

午前8時と午後8時のように決まった時間に自宅にいなくてはなりません。

こうした事態にも対処できるのかどうか、

猫を飼う前に考えてみてください。

あると便利な猫グッズ

猫を飼うために必要なものとは

必需品

  • フード
  • フードボウル (猫用でなくてもOK)
  • 水飲み器(ウォーターボウル)
  • 猫トイレ
  • トイレ砂
  • 爪切り
  • おもちゃ
  • 猫ベッド
  • コームブラシ

移動用・緊急用

  • ケージ
  • キャリーバッグ
  • ハーネス(散歩用や震災対策)

主な猫グッズのご紹介

キャリーバッグ

猫の病院通いではキャリーバッグが不可欠です。

たまにそのまま抱っこして病院に来る人いますけど、

逃げたらどうするのかなと思います。

皮膚病などの病気を持っている子が他の子に接触すると、

うつす可能性もあるのです。

メインクーンはとにかくでっかくて力も強いので、

さっと入れやすいクレート型のキャリーバッグをおすすめします。

猫とキャリーバック

背負えるタイプのものもあります。ほしいですね・・・

ケージがあると、来客や掃除、換気のときに重宝しますが、

クレート型のキャリーがあればケージ代わりになるので便利。

布製のものもありますけど、地震対策としては布だとやや不安デス。

コームブラシ

我が家で使っているブラッシング・グッズをご紹介します。

ファーミネーター

人気商品です。抜け毛シーズンの必需品。

猫ファーミネーター

オーバーコートの下に絡まっている抜け毛や余計なアンダーコートを刈り取るもの。びっくりするほどゴッソリ取れます。

嫌がらない猫ちゃんも多いようですが、

翔さんは縮れっ毛なので痛いようです。

猫ファーミネーター使用後

大型用だと結構お高いデス。

スリッカーブラシ

インスタ界隈でよく見かけるスリッカーブラシ。

ボタンを押すとクシ部分が飛び出ます。

もう一度押すと引っ込むので、「毛を取り除くのがラク」というもの。

クシがトゲトゲで硬い針金状。これにぶつかるとケガしそうです。

長毛・短毛兼用で、長毛用がない。

歯が短いのでアンダーコートには届きません。

毛玉ができるのはアンダーコートなので毛玉対策にはなりません。

オーバーコートはきれいになるので、毛艶を良くするのには役立ちます。

短毛猫向けかと。

電動バリカン

長年使っています。

固まって毛布状になったところは、

これで切り込みを入れながら取っていくしかありません。

はさみは使わないほうが良いかも。

できてしまった毛玉を一気に切り落とすのではなく、

毛玉に切り込みを入れて少しずつほぐしていくかんじで。

のみとりコーム

のみではなく、フケ取り用に使っています。

のみ取りコーム

翔さんをお風呂に入れるのはほとんど不可能。

自分で毛づくろいできない背中に出るフケ対策用。

コーミングブラシ

これは大分前に買ったもの。

先代猫はーちゃん用。

爪切り

猫の爪切りには大きく2種類があります。

  • ギロチンタイプ
  • ハサミタイプ

我が家で使っているのは、ハサミタイプ。

猫用つめきり
猫用爪切り

ハサミタイプは爪がやわらかい子猫に向いているようです。

バネの力でスパっと切れるギロチンタイプのほうが、

メインクーンの翔さんには向いているのかもしれませんが、

ネーミングがこわくて・・・

人間用の爪切りでは切り落とす部分が見えないので避けたほうが無難です。

猫の爪を切る方法は?

猫の爪では、根元に血管が通っています。

猫の爪切り

明るいところで見ると、うっすら色が付いているのがわかります。

ここを切ってしまうと出血してしまいます。

実際に切るときは、ターゲットにする爪の根元にある肉球をそっと押しましょう。

爪がニュっと出てきます。

根元ギリギリではなく、先端を少し落とす感じでカットすると良さげです。

一気に切ってしまおうとせず少しずつ進めましょう。

翔さんの爪を1人で切るのは無理なので、1人が抱えて1人がカットしています。

猫の爪切りが必要なわけ

猫が自分で爪とぎをする理由は、

爪のメンテナンスやマーキング、ストレス解消のためなどいろいろ。

翔さんの場合は、嫌なことがあると爪とぎポールでガリガリしています。

自分で爪とぎしているから爪切りの必要はないんじゃないの、

とひまりも以前は思っていました。ところが、必要な理由があるようです。

  • 爪がひっかかってケガをするのを防ぐ
  • 爪が巻爪になって肉球に刺さるのを防ぐ

爪がひっかかってケガをするのを防ぐ

鋭い爪がカーテンやソファーなど布製のものに引っかかっているときに暴れると、

爪が折れるおそれがあります。

翔さんはビニール製のトンネルで遊んでいるとき、爪が引っかかって取れなくなり、

パニックになって大暴れしたことがあります。

飼い主もなんとかしようと大慌て。

幸い無事外れましたが、ものすごーーーく焦りました。

それ以来、この猫トンネルが出ているときは猫じゃらしを使うのはやめました。

爪が巻爪になって肉球に刺さるのを防ぐ

掃除をしていて、床に猫の爪の抜け殻が落ちているのに気づいたことはありませんか?

猫の爪の抜け殻

爪の形のまま、剥がれ落ちています。サイドに切れ目が入っているのがわかりますね。

剥がれるとその下から鋭い新しい爪が出てきます。

これが剥がれずどんどん厚くなると、

肉球に刺さるなどしてケガのもとになりかねません。

後ろ足は爪とぎしない?

我が家の翔さんは、前足はよくガリガリしていますが、

後ろ足の爪とぎをしているのを見たことがありません。

どうやら、口でカミカミして剥がしている様子です。

前足に比べると、後ろ足の爪は伸びるのが遅いため、それで間に合うようです。

高齢猫では後ろ足の爪がしまわれず、出っぱなしになることがあります。

翔さんの場合も、出っぱなしの爪を数本確認しています。

長く伸びた爪が出たままになっていると危ないので、

人間が切る必要があります。獣医さんに頼むのも手です。

部屋を片付ける

初めて猫をお迎えするときは、グッズをそろえるのと同じくらい、

部屋を片付けることも大切です。

特に注意すべきものをご紹介します。

  • コード類
  • アクセサリーなどの小物
  • ヒモや糸、引っ越しヒモ
  • 割れものや熱いもの
  • 人間の食べ物

コード類

コード類はかじられると思ったほうが良いです。

我が家では携帯電話充電器のコードやLANケーブル、家電のコードなどを切断されたことがありました。

トイレのウォシュレットに接続されたパイプをかじられて穴が開き、

トイレが水浸しになったことも。

コードをかじられると最悪、猫が感電死する可能性があります。

我が家ではコードを専用のカバーで包んでいます。

コードカバー
床も爪でボコボコw

アクセサリーなどの小物

猫を動物病院に連れて行く理由のうち、少なくない割合が誤飲といわれています。

我が家の翔さんも、

出しっぱなしにしていたキャンディのパッケージを噛み切ってしまったことがありました。

破片が見つからなかったために飲み込んだか確認できず、病院に連れていきました。

レントゲンを撮ってもらったところ、「うんちとして出るだろう」と。

大事には至りませんでしたが「気をつけなくては」と思った出来事でした。

ヒモや糸、引っ越しヒモ

結構コワイのがヒモや糸です。

引っ越しヒモも細く裂けるので注意したほうが良さそう。

こういったものを飲み込んで腸に絡まると非常にやっかいなことに。

手術で取り出す必要が出てくることもあるようです。

翔さんにもうっかり糸を飲ませてしまったことがありました。

出てこなければ手術といわれて心配しましたが、無事肛門から出てきました。

ヒモが肛門から出てきても、引っ張るのはNGです。

腸や肛門が切れてしまうおそれがあり危険です。

そのままにして、すぐに動物病院に相談しましょう。

割れものや熱いもの

コーヒーカップやラーメンどんぶりなど、

熱いものが入った食器をテーブルに放置するのはNGです。

人間の食べ物

人間の食べ物のなかには、猫にとって毒になるものがあります。

食べてはいけないもの

・玉ねぎ、にんにく、長ネギ

・ユリの花

・チョコレート、ぶどう

・牛乳、アルコール

・人間の薬

この他にも食べてはいけないものは少なくありません。

日頃から知識を吸収しておきましょう。

猫にいたずらされて困るものは、引き出しなどにしまうのが基本です。

特に、ゴミ箱をあさる子の場合は、ゴミに触れないような工夫をする必要があります。

ただし、いたずらした猫を叱っても、人間のように反省することはありません。

飼い主との信頼関係が壊れるだけです。

ウールサッキングとは

ウールサッキングとは、布を食べてしまう病気です。

先代猫のはーちゃんにはウールサッキングがあり、

フェルトを食べてしまう癖がありました。

ターゲットになる布製品はできるだけしまっておきましょう。

ストレスを感じている可能性があるので原因を突き止めて、

できるだけ対策してあげてください。

まとめ

猫をお迎えしたら、猫中心の生活になる覚悟が必要です。

おしゃれなインテリアよりも、どうぞ猫を大事にしてあげてください。

コロナ自粛の退屈しのぎに犬や猫をレンタルしたり飼ったりする人がいるようです。

最後までお世話をする覚悟がある人だけが、猫を飼ってくれますように。

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