キメハラで考えるハラスメント~2020年6月パワハラ防止法施行

コラム

「鬼滅の刃」、まだ見てないの~?

面白いのに、なんで~?

などといって「イヤな思いをさせる」行為を「キメハラ」と称するのが流行っているらしい。

「鬼滅きらい、といえない雰囲気がイヤ」ってのもあるらしいけど、

正直、これハラスメントなの?って思うんですね。

ハラスメントは「嫌がらせ」って意味だけど、

嫌がらせなの、これ。

趣味の押しつけなんて、ほかにもたくさんある

「野球見ないと日本人じゃない」みたいなときもあったし

同じテレビ番組見てないと、次の日学校で話題に入れないとか、

ワンピース、みてないの?あんな名作見てないなんて・・・とかもあったし、

ラグビーワンチーム!え、なんで君は見ないの、とか

まあ、枚挙に暇がないですよ

でもこれって、仲間はずれにしたり人格否定したりとか、

そんなことがなければ、問題ないやつですよね

だいたい、人は「自分がいいと思ったものを勧めたがる」っていうところがあるし・・・

もし、それが嫌いなら「私向きではないかなー」とか

「〇〇のほうがいいなー」とか、相手の趣味を否定しないように、

やんわり自己主張すればいいんじゃなのかな

趣味なんて人それぞれ。生暖かく見守ってあげればいいんじゃないのかなと

2020年6月からパワハラ法がスタート

職場で、

あいつ、「鬼滅の刃」見てないから無視しようぜ

とか言ったら、これはパワハラになるかもです。

(まあ、こんなこと、言う人いないだろうけど・・・)

集団シカトは、パワハラになる可能性があります。

2020年6月から、職場のパワハラ防止が事業主の義務になりました(中小企業は2022年4月から)。

就業規則などに懲戒処分を明記することになったので、

パワハラしている人は減給などの処分対象になるおそれが出てきました。

最悪、懲戒解雇になるおそれも。

パワハラっていうと、上司の暴言や暴力なんかをイメージしやすいですが、

同僚からの嫌がらせや、部下が集団で嫌がらせをすることもパワハラにあたる可能性があります。

職場のパワハラ、定義は

厚生労働省によると、職場のパワーハラスメントとは、以下の3つをすべて満たす行為です

1)優越的な関係を背景とした言動であって、

2)業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、

3)労働者の就業環境が害されるもの

参考:職場におけるパワーハラスメン ト対策 が事業主の義務になりました︕~~セクシュアルハラスメント対策や妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント対策とともに対応をお願いします~~|厚生労働省

ざっくりいうと、

逆らえない立場の人がありえないレベルの嫌がらせを受けて、

仕事がやりにくくなったり心身に支障が出たりすることです。

セクハラや出産・子育て関係のハラスメントも強化された

パワハラ法施行にともなって、

セクハラやマタハラ(ママ向け)、パタハラ(パパ向け)に対する防止策も強化されました。

だいたい、セクハラやマタハラする人って、

やばいってことに自分では気づいてないことが多いんで、やっかいですね

減給にならないよう、家族が教えてあげることも大切かもしれません

基準は「普通の人の感覚」

ハラスメントって「その人が嫌だと思ったらアウト」って思われがちですが、

企業で処分を下すときは、基本的に「一般的な人の感じ方」を基準として判断します。

一定の客観性が必要、というわけですね。

判断はケースバイケースで、一律にこれはアウトってのがありません。

「ありえないレベル」かどうかも、社会通念上に照らして判断されます。

「私がイヤなことはすべてハラスメント」って思っている人、要注意です

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