Webライターを悩ますシリーズ「イ形容詞+です」問題とは?

コラム

多くのwebライターが今直面しているのが、「イ形容詞+です」問題だ。

「イ形容詞+です」問題とは

「イ形容詞+です」問題とは、「い」で終わる形容詞に「です」をつける表現が適切かどうか、ということだ。

たとえば、

「猫はかわいいです」と書くのはNGで、

「猫はかわいい生き物です」と書くとOKになるというものだ。

「です・ます」調と語尾縛りが生み出す弊害

形容詞はモノの状態や属性を表現する言葉だ。

「だ・である調」なら、「~は高い。」と書ける。

「猫はかわいい。」なら何の問題もない。

ところが、webライターが手掛ける案件の多くは「です・ます」調だ。

しかも、webライターの書く記事には、同じ語尾を繰り返し使ってはいけないという縛りがある。

どうしても、文章を「ます」以外の語尾で終わらせる必要がある文脈で、

「猫はかわいいです。」と書くと、文章チェッカー「Enno」で引っかかってしまうのだ。

「幼稚な表現なので、変えたほうがイイよ」と指摘される。

「イ形容詞+です」問題は日本のグローバル化がもたらしたもの

外国人に対する日本語学習の指導ルールでは、

「イ形容詞+です」が容認されている。

たとえば、東京都が出している「日本語指導ハンドブック」には「大きいです」が例文として記載されている。

This cat is cute.

訳すと、この猫はかわいい。

ところが、単純に「です・ます」調にすると、この猫はかわいいデス、となってしまう。外国人が丁寧語を話すとなんとなく、つたない感じがするのはこのためだろう。

編集さんによっても扱いが違う

「かわいいです」のほうが文字数が抑えられるシンプルな表現なので、

編集さんによっては、 積極的に使う人もいる。

一方、違和感を感じる人も多いとして、修正対象になることもある。

ひまりも最初、「~いです」という表現に修正されているのを見たときには、

違和感を感じた。だが、「それでいいヨ」ってことになると楽になるのは間違いない。

過渡期にある日本語表現

言葉は生き物なので、「この猫はかわいいです」に対して、

「へんだよね」と感じる人が多ければ修正対象になるし、

「へんじゃないよね」と感じる人が増えれば正しい日本語になっていくわけ。

グローバル化がさらに進んでいけば、

「この猫はかわいいです。」でなんら問題ない日がくるかもしれないね。

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